« 「ズキューーン葵ロケット」最終報告 | トップページ | ガルーダの戦士、ビマX »

2014/09/25

TNGパトレイバー 第5話 第6話

押井守は嫌いなんですが、これにはやられました。

特に 「駅前に金星人が現れました」がツボでした。

「三大怪獣地球最大の決戦」、好きなんですよ。しかもその金星人が金星人じゃなくムー帝国皇帝陛下だし(「海底軍艦」はもっと好きです)。

 あと、リリーズのガッパ(GA☆PAの歌)!

 ネットの書きこみを見ていると、「ピーナッツの後継デュオ」というような文脈で語られているのが多いのですが、当時の特撮ファンにとって、これは、そんな簡単なものではないのです。

 今は、DVDやブルーレイ、ネット配信等のコンテンツがあって、大概の作品はほぼいつでも見れますが、昔はそんなものはなく、新作旧作含めて、TVや映画館の放送、放映しか作品を見れる機会がなかった時代があるのです。(ホームビデオはありましたが、コンテンツは今に比べると圧倒的に少なかった)

 そんな時代に起こった「特撮空白期」、新作の特撮が何もない時代、というのは、世の中でどうあがいても特撮を見ることができないという悲惨な時期でした。

 そんな時に唯一存在したのが、井上誠という音楽家の方の「ゴジラ伝説」という、新しいアレンジの特撮映画音楽の演奏、という試みで、つまり、当時の特撮ファンは、その音楽によってしか「特撮」の楽しみを共有できなかったわけです。

 そして、そのアルバムに参加したのがリリーズ。当時彼女らはまさに可愛い盛りでしたし、ザ・ピーナツはすでにオバサンでしたから、彼女らが歌う「モスラ」は喝采を持って受け入れられ、当時の特撮ファンの誰もが、リリーズが小美人を演じる新作のモスラ映画の事を夢見たものでした。

 しかし、残念ながら、その後も更に特撮不毛の時代は長く続き、後に、真にモスラが復活する頃には、リリーズ自身が小美人を演じられる年齢をとっくに過ぎてしまっていたのです。

 特撮映画はコンテンツですから、好きで全ての過去作品を全部見れば、年寄りも若い人も関係ないはずなのですが、こういう「その時代を生きてきたからこそわかる感性」というのが、若い特撮ファンにうまく伝わるかどうか、いや、伝えなくてもいいことなのかもしれませんが。

 正直な話をすると、私はできるだけ事前の情報を持たないで映画を見ることにしているので、第6話の該当シーンを見たとき、

 「このオバサンたち、歌上手いな。しかし誰だろう」

 と。いやもちろん、美しいおばさまたちだなぁ、とは思いましたが、エンディングロールを見て初めて「あっ、リリーズだったのか!」と知ってあわててプレイバックしたわけなので、私でさえそうなのですから、何も知らない若い世代の人が

 「なんでこんなオバサンが歌っているのだろう」

と思うだろうというのはよくわかります。

 でも、これは、オールド特撮ファンの心の中にある、あの時果たせなかったリリーズの新作モスラに捧げる、これこそがまさに「オマージュ」というものだと思います。

 

 あと、デカレンジャーネタ(ウメヨ、ウメノスケ、ウメゴロウ)がこっそり入っているのもお気に入りです。

|

« 「ズキューーン葵ロケット」最終報告 | トップページ | ガルーダの戦士、ビマX »

「特撮」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/22996/60372787

この記事へのトラックバック一覧です: TNGパトレイバー 第5話 第6話:

« 「ズキューーン葵ロケット」最終報告 | トップページ | ガルーダの戦士、ビマX »