目篭、『メカゴジラの逆襲』 を語る
ゴジラ誕生祭2015京都に行ってきました。
メインは『メカゴジラの逆襲』。ということで、主演の藍とも子さん(左)と脚本の高山由紀子先生(右)がゲストでした。
私の 「目篭」というハンドル名は、昔のハンドル名『メカゴジラの逆襲』の頭3文字に由来します。
「目篭」というハンドル名に変えてから、もう20年以上も経つのに、未だに、新しくお目にかかった方からはしつこく由来を聞かれ、「竹で編んだ目の粗いかごで、魔除けに..」と言ってもなかなか納得されず、「メカゴジラの逆襲の..」と言うとやっと納得されるケースが多いです。
20年前に「目篭」に変えたのは、「いい年をして『メカゴジラの逆襲』でもあるまい」と言う理由からでしたから、いい加減昔のハンドルは勘弁してほしい、というか、20年使わない間に、今、別の方が『メカゴジラの逆襲』を名乗っておられるらしいので、そういう意味でも、ハンドルは「目篭」でお願いしたいのですが、
今回は、丁度良い機会なので、なぜ昔『メカゴジラの逆襲』と名乗っていたか、という話をしたいと思います。
当時はパソコン通信の時代、ある時私が「特撮映画クイズ」というのをやりました。
映画のセリフを示して、映画の題名を答えるものでしたが、その中の問題で、誰も答えられなかったのが
『私を壊して!』
というセリフです。
その掲示板にいた人がそれほど特撮に詳しいというわけではなかったということもありますが、問題を作った本人としては、「『メカゴジラの逆襲』と言えばこれだろう」、と思っていたので、ちょっと意外で、とても印象に残りました。
それで、その後すぐNiftyのCBに参加する事になって、仕事の関連があってそれまでのハンドルと変えなければいけなかったのですが、急にはハンドルが思い浮かばず、頭の中で前述の印象があった『メカゴジラの逆襲』をとっさに入力した、というのが由来です。
今回、高山由紀子先生(以下高山先生)のお話で、高山先生として、一番印象に残っているシーンを問われて、「全部ですけど」と前置きされた上で、「やはり『私を壊して!』という所でしょうか」と言われていました。このセリフは、一番最初のプロットの時からあって、
「『私を殺して!』ではなく、『私を壊して!』」だという、いわばこの作品のコンセプトを表すセリフだったようです。
これを伺って、「ああ、私はちゃんと製作者の意図を正しく把握していた」と、数十年経って、やっと報われたような気がしたので、ここに書き留めておく次第です。
ところで、実は私は、もう10年以上前になるのですが、高山先生には一度、4人ぐらいでテーブルを囲んでお話をさせていただいたことがある(※注)のです。
残念ながらさすがに先生はその時の事は覚えておいでにならなかったのですが、その時に比べて、ずいぶんお歳を召されたというか、以前は、ご自身で「男みたい、って言われるのよ」と言われていたように大変元気な方でいらしたのに、今回はずいぶんお体が弱っておられるような印象を受け、とても気になっています。
どうかご健康に留意され、いつまでもお元気でお過ごしになられることをお祈り申し上げます。
それにしても、司会の木原浩勝さんという方、「怪談新耳袋」等で社会的地位の高い方であるのは存じ上げてはいますが、高山先生に対して、「脚本家」と呼び捨てにするとか、高山先生に話を振っておいてその話を無視するとか、ご自身も脚本を書かれる事もあるとのことなので、どう考えても高山先生の方が先輩であろうと思われるのに、何故か失礼な態度が目に付きました。何か個人的な事があるのかもしれませんが、あのような場所で大人としていかがなものかと思います。もとより私のような人間が口をはさめるような事ではありませんが、それほど気になったという事だけ申し上げておきます。
(※注)
このパターンでお話させていただいた方には他に、金子修介監督、小中和哉監督などがおられます。その話は、また、いつか機会があれば。
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