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2008/09/23

本場アメリカで惑星探査を学ぶ 2008STSJツアー報告(その2)

Title

 STSJツアーでは、宇宙旅行や民間宇宙開発の他にも、ロサンゼルス周辺の大学や、NASAの施設等をめぐって、惑星探査などを勉強します。

アメリカ民間宇宙開発最新事情 2008STSJツアー報告(その1)』の続編になっています。

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まずはUCLAで隕石のお勉強

Alan

最初にお話を伺ったのは、UCLAで隕石を研究しているAlan Rubin教授。手に持っているのは火星から来た隕石。火星は大気の成分がわかっているので、隕石に含まれている大気から、火星からだとわかるのだそうです。(1日目に訪問)

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UCLAは"これぞキャンパス"

Ucla2

 ちなみにUCLA(University of California, Los Angeles:カリフォルニア大学ロサンゼルス校)は、広大な敷地の中に美しい建築があり「これぞキャンパス」という感じです。紹介するとたぶん何枚写真があっても足りませんが、大学を見に行くだけでも価値のある所です。

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Risu2

なので、敷地内のあちこちに平気でリスがいたりします。「あーリスって本当に木の実食べてるんだ」などと感心したので、横道ついでに1枚

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USC Derek Shannon 氏 の話

Derek

 USC(University of Southern California:南カリフォルニア大学)では、Derek Shannonさんから、主に火星探査を中心とした惑星探査の話を聞きました。話は英語でしたが、PowerPointが日本語で書かれていたので、内容が理解できました。
 写真は火星を北極側から見たところで、青い部分がかつて海だっただであろう、という所です。(3日目に訪問)

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USCも素敵な大学で...

Usc


 USCもUCLAと同じように、素敵な建物と、そしてあちこちにリスがいます。
 また、カリフォルニアサイエンスパークという、博物館+公園がUSCに隣接していて、これはそのバラ園。真ん中は噴水で、まるで中世の宮殿のようです。

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エア・アンド・スペースギャラリー

Apollo

 そのサイエンスセンターのエア・アンド・スペース ギャラリーには、アメリカが打ち上げた各種の衛星の模型の他、マーキュリー、ジェミニ、アポロの各プロジェクトで打ち上げられたカプセルの実物が展示してあります。写真はアポロ・カプセルの実物。

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Csc

 それより、このエア・アンド・スペース ギャラリーの建物が問題です。科学特捜隊日本支部の建物にそっくり!。写真左下に、ギャラリーのマークの所を拡大しておきましたが、これがちょうど建物の右側面の形になります。
 2002年完成との事ですので、あの日本の銀色ヒーローから何らかの影響をうけているとしか...。

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ジェット推進研究所(JPL)

Jpl

今回のSTSJツアーでは、パサデナのジェット推進研究所(JPL: Jet Propulsion Laboratory)を訪問しています。
 JPLはNASAの惑星探査における総本山で、惑星探査機の計画、設計、製造から、宇宙に送られた惑星探査機の運用も行われています。
 写真は管制室。少し見にくいですが、中央に最新の火星探査機フェニックスの打ち上げと火星に着陸してからの時間が、左側には一つ前のスピリットとオポチュニティが火星に着陸してからの時間が表示されています。(4日目に訪問)

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ボイジャー

Voyager_2

 JPLでは、巨大なボイジャーの模型がある部屋で、ビデオを見ながらJPL惑星探査の説明を聞きます。ボイジャーは、太陽系の惑星が一直線に並ぶ時を狙って打ち上げられた探査機で、太陽系の惑星を順番に探査し終わり、現在は太陽系を離れようとしているところです。
 いつか宇宙人がボイジャーを拾う可能性を考え、地球の場所や人間を表した図や、写真、音声などを搭載しています。この部屋ではボイジャーに搭載した図や声を見ることもできます。

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Silica Aerogel

Sa

 JPLにも、多くの人工衛星や探査機の模型などが展示されていますが、これは案内の方が特別に触らせてくれた、Silica Aerogel。
 JPLが開発した構造材で、世界で最も軽い個体として、ギネスブックにも認定されたそうです。なんか特撮映画のようですが合成ではありません。触ってみるとカサカサした感じでもちろんとても軽いです。

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マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)

Msl

 JPLが次の火星探査機として作っているのがマーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL:Mars Science Laboratory)です。火星に生命があるかどうか調べるには、サンプルを地球に持ち帰るか、研究所を火星に持って行ってしらべるしかありませんが、MSLは後者のための無人の研究所です。
 スピリット、オポチュニティはエアバックで、フェニックスは逆噴射で着陸しましたが、MSLは大きすぎてどちらの方法もとれないため、写真右側の円盤のようなものが(写真では上下は逆向きです)逆噴射で空中に静止し、そこからMSLの本体をロープで降ろします。
 右側のパイプで囲まれた所にある灰色の四角いものが、製作中のMSL本体です。

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五月女理事長の研究

Cnt

 ツアーでは、UCLAにある、このツアーの主催者STSJ五月女会長の研究室も訪問しました。五月女会長は、無人航空機に使うためのカーボンナノチューブなどを研究しています。写真がそのカーボンナンチューブの実物。(3日目に訪問)

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Madhu教授宅にて

Madhu

 最後はUSCで宇宙建築学などを教えている Madhu Thangevelu教授のご自宅で、ホームパーティの後、人間が月との間で自由に行き来するようになった時代の、月や宇宙空間における各種構造物についてのお話を聞きました。(4日目に訪問)

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ありがとうございました

Syuuryou

最後は同じくMadhu教授宅で、STSJ五月女会長から、ツアー修了証が渡され、終了となりました。

 ツアーとはいいながら、実際は、五月女会長や、協力していただいている育英セミナー・アーバイン校の中村ご夫妻をはじめ、現地サポーターの皆さんのおかげで成り立っている手作りツアーであり、このような形でなければ、個人ではまず絶対に見れないような所を数多く見学できたこと、また何から何まで大変お世話になったことを、皆さんに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 感想として、「英語のヒアリングができる」、または、「民間宇宙開発と惑星探査の知識」のいずれかがないと、ちょっと苦しいかな、という感じはします。

 逆に、英語のヒアリングのできる方、特に現地にいる学生さんであれば、宿泊は中村宅での雑魚寝、交通費はガソリン代の割り勘だけで済むので、大変安く、貴重な体験ができます。( 追記:少しお金に余裕がある人は、ホテルに泊まることもできますので念のため。happy01

 ツアーは来年も実施予定との事ですので、参加しようと思われる方は、

 The Space Tourism Society Japan (STSJ)のホームページ

 を参照してください。

 

※あと、この記事はぜひ(その1)からお読みください。理由は不明ですが、イキナリこの記事から読まれて外へ抜けていく方が多いので。

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コメント

目篭さん、
ご無沙汰しております。
私もツアー参加したかったです。。。
次回の研究会の発表、楽しみにしています。
ではでは。shine

投稿: Kayoko Oshima | 2008/09/25 05:58

大島さん、コメントありがとうございます。
発表は、今回、Tさんがされると思いますので、お楽しみに。
大島さん、10/12のイベントも来ますよね?宣伝もよろしくです。

投稿: 目篭 | 2008/09/25 23:46

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