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2016/04/01

宇宙基本計画、「一般市民」を新たな柱に

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 内閣府宇宙政策室は4月1日、宇宙基本計画の第四の柱として「一般市民」を追加、「一般市民の為の宇宙開発」を積極的に推進すると発表した。(2016.04.01)

 図は「一般市民の為の宇宙開発」の目玉、「随伴衛星」が決定的瞬間を撮影する様子(イメージ)。

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一般市民の為の宇宙開発

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 従来の宇宙基本計画では「科学技術」「産業振興」「安全保障」を三本柱としていたが、いずれも、 一部の学者(科学技術)、一部の企業(産業振興)、軍(安全保証)など、特定の人や組織のみが恩恵を受けるに過ぎず、偏りが指摘されていた。

 今回、「名もなき一般市民の為の行政こそが本当の行政」との立場から、「一般市民」という柱を入れた四本柱とし、一般市民の為の宇宙開発を推進することで、広く平等な宇宙政策を目指すこととなる。

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宇宙はエンターテイメント

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 「一般市民」の為の宇宙施策では、コンセプトを「宇宙はエンターテイメント」とし、大きく「リアルな映像によるエンターテイメント」と「気軽に行ける宇宙旅行」の2つの達成目標を掲げる。

 これは、一般市民の娯楽の典型を「『寅さん映画』を見て、休みには『温泉旅行』」と位置付け、「寅さん映画」に相当するのが、「はやぶさ」映画などの実際の宇宙開発に基づいた映像作品であり、「温泉旅行」が「気軽に行ける宇宙旅行」に相当すると考える。

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随伴衛星の開発

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  「リアルな映像によるエンターテイメント」の目玉施策は「随伴衛星」である。

  「随伴衛星」とは、主に深宇宙探査機の傍らを飛行(随伴)して探査機の映像を取得することを目的とする衛星で、主探査機からの映像と合わせて宇宙の3D立体映像の取得も行う。

  「はやぶさ」映画は一般市民に大きな感動を与え、「あかつき」の再挑戦も映画化の検討がおこなわれているが、その映像は、実際の映像が取得できていない為、CGによる架空のものとならざるを得なかった。

  この「随伴衛星」を主衛星に並行(随伴)して航行させることにより、探査機トラブル時の実際の映像を取得でき、リアルな映像によるエンターテイメントが実現できる。
  いわば 「川口浩が前人未踏の洞窟に入る所を下から撮っているカメラ」のような位置付けの探査機となる。

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宇宙ホテル実験の為のISS の活用

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 宇宙旅行の施策は大きく「宇宙ホテル実験の為のISS活用」と「サブオービタル機の開発」の2つ。一般市民が宇宙ホテルを楽しむには次の5つの項目の研究が必要である。

    ・風呂

    ・美味しい食事

    ・アルコール

    ・セックス/妊娠

    ・遠心力による人工重力

 これらは以前からJAXA内でも細々と研究が続けられてきたが、来るべき宇宙旅行時代に備えて、早急に検証や実用化が必要であり、ISS での中心的テーマとして研究に取り組む。
  特に「人工重力」については理論的には古くから確立しているのにもかかわらず、今まで実証実験が行われていなかった。 微小重力の研究は緊急時、非常時に備える為には必要ではあるものの、「宇宙ホテル」での本命は、やはり「人工重力」であり、積極的に実証実験を行う。

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 サブオービタル機の開発

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 一般市民が、温泉旅行のように安価に気軽に、宇宙旅行に行く事が出来るようにするために、国産のサブオービタル宇宙機の開発を行う。

.  サブオービタル機とは、弾道軌道を飛行することにより数分から数十分の宇宙旅行ができるもので、最終的には温泉旅行程度の費用での宇宙旅行を目指す。

 この、宇宙に行く「交通機関」を整備する為、かつての国鉄や日本航空と同様、まず国が主体となって開発を進め、後に民営化する方式を取る。
 このため、新たに国土交通大臣をJAXA主務大臣に加え、旧航空研究所(NAL)に蓄積された航空機と有人地球往還機のノウハウを活かし、早期にサブオービタル宇宙機の完成を目指す。「宇宙への道」を作るのは国土交通省の仕事なのである。

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★これはエープリルフールのウソ記事です。★

 念のためですが、この記事はもちろんエープリルフール用 のウソ記事です。

 ただ、ここに書いている内容は、過去の宇宙基本計画のパブリックコメントの折に、繰り返し目篭が書いてきた内容です。

 何度書いても、まともに相手にしてもらえないようなので、ついにフィクションとして世に出すことになりました。(^^;)

  今、宇宙を仕事にされている方でも「小さい頃、種子島や内之浦にロケットの打ち上げを見に連れて行ってもらった事がきっかけで、宇宙をめざすようになった」などという人は、居たとしてもごく少数でしょう。

 大半の人は、ヤマトやガンダムやスターウォーズやスタートレックのような作品がきっかけではないでしょうか。

 あなたが子供の頃、「宇宙」にわくわくした、その「わくわく」は、勉強(科学技術)や仕事(産業振興)への「わくわく」だったのでしょうか?。(注)

そう、私たちが「宇宙」に求めているのは、その「わくわく」、つまり「エンターテイメント」なのです。

そして、誰かがやらなければならないが、誰にもできない事があるとしたら、それをやるのは国として本来の役割であり、金を持つ企業や名声を持つ学者や力を持つ軍隊の為ではなく、名もなき一般市民の為に行う行政こそが本当の行政なのです。

(注)確かに、ヤマトもガンダムもスターウォーズも戦争(安全保障)の話なので、それにわくわくした人は確かにいるかもしれませんが(~~;)、少なくともそれは「宇宙」には関係がありませんね。

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