AlphaIIIでカメラ撮影。神戸高校モデルロケット授業終了。
以前にご報告した、神戸高校でのモデルロケット授業ですが、1月27日に全8回の授業をすべて終えました。
生徒からの希望で、AlphaIII(アルファ3)ロケットにカメラを積んで撮影を行いました。(上の画像など)。今回は主にそのへんの事を書きたいと思います。
使ったカメラはSQ8
重さはmicroSD込みで28g。モデルロケットに載せるには重さ的にも価格的にも手ごろなようですが、レビューを見ると信頼性には問題がありそうなので、念の為2個用意しました。
例によって3Dプリンタで作る
上は接着剤留め、下は、カメラのスイッチを入れてから装着する必要があるのでネジ留めです。あと、ショックコードを取り付けるため、お尻にヒートンをねじ込んであります。
打ち上げ
さて、打上げです。今回打上げに使ったエンジンはB6-4です。カメラ等を加えた重さが110gあるので、重さ的にはぎりぎりですが、飛行そのものは(後述の問題を除けば)安定していたようです。

AlphaIIIからの画像(神戸の街・打上げ直後)
カメラの動画から切り出した静止画、これは発射直後です。
生徒はこの画像のように海の方が撮りたいみたいだったですが、そもそも神戸高校は高台にあり、教室からこういう風景は見慣れているので、私は、むしろ冒頭の写真のような普段見れない角度からの方が面白いんじゃないかと思うのですが。
AlphaIIIからの画像(神戸高校南東側)
これは南東側、ロケットの速度が速くブレています。
AlphaIIIからの画像(神戸高校東側)
ブレるだけならいいのですが、どうもこのカメラは順次スキャンをして書き込んでいるようで、同じ一枚の画像の中でも場所によって撮ったタイミングが違うらしく、ロケットの速度が速いと、画像がゆがんでくるみたいです。
それはそれで面白い絵になって楽しいのですが、正確な写真を求めるのには不向きかもしれません。
AlphaIIIからの画像(ロンドン塔)
神戸高校を象徴する「ロンドン塔」のあたりです。
AlphaIIIからの画像(校門付近)
校門付近。これなんかも普段見られないアングルだと思います。
元動画
静止画を切り出す前のAlphaIIIカメラの動画です。
ご覧いただくとバレてしまうのですが、実はパラシュート不開傘で弾道落下しています。
弾道落下の推定原因については後でまとめて話をしますが、他の同クラスのカメラでサットに積んだものは、このブログでも何度か紹介していますがそれにはゆがみは起こっていないので、もしパラシュートが開いてゆっくり降りてくれば、ゆがみのない画像が取れたのかもしれません。

不開傘の推定原因
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